『断捨離』編集担当、北海道断捨離会の三枝(さえぐさ)陽子です。
断捨離でよく使われる3ステップ。
「着眼点」「着手点」「着地点」。
これはつまり、
「目→手→足」
(「着地」とは足でするものなので)
という3段階と捉えると興味深い。
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前回のメルマガにありますが、
「目は芽」。はじまり。
「目」は外界との最初の接点。
しかし「見る」のは、
手や足を動かすのとは違って、
限りなく心象的なもの。
そして「手」。
「手を付ける」「手を出す」
「小手調べ」「手始め」などなど、
「手」の身言葉からは、
実際身体を動かしていく初動の感覚が
色濃く表されています。
実際、手を動かさないでは、
断捨離はできませんもんね。
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断捨離と似た言葉としてよく、
「守破離」が挙げられます。
日本の武道や芸能の思想を
簡略に表している言葉です。
少し似ていますが、
「序破急」
という言葉もご存知でしょうか。
こちらは能楽や雅楽がルーツの言葉。
起承転結のようなものですが、
三段階で「物事の流れ」を表します。
(その他、もっと専門的な意味や
使われ方もあります)
「序」=導入
「破」=展開
「急」=結末
能の世界では、これを大まかな
作品の構成として捉えるだけでなく、
あらゆることに通じる原理原則、
指針のように捉えているようです。
例えば、
「破」の中で細かく序破急を設定したり…
足の運びや扇の扱いなど、
所作の一つ一つにも序破急があったり…
つまり、一つの作品の中に
入れ子構造で、序破急が無数に詰まっている。
あるいは、序破急という流れの繰り返し。
この入れ子構造と繰り返しで、
作品宇宙が構成されているのだと。
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さて、断捨離はどうでしょう?
断捨離の中に無数の断捨離がある。
あるいは、
「着眼〜着手〜着地」の
無数の繰り返し。
うん、なるほどそうかもしれません。
単なるモノの片づけと思ったら…
「暮らしの中に実は宇宙があったゾ!」
なんて言ったら大げさでしょうか?
私には決して、
大げさには思えないんですよね。
【今週ダンシャッたモノ:
冬タイヤ(ようやくです…)】
断捨離編集担当:三枝
PS
「着眼点→着手点→着地点」とは「目→手→足」
実際に使うのはカラダ…
そんなカラダとココロの関係性についても、
ぜひ目を向けてみてくださいね。
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